【パソコン閲覧・検索だけでもOK?ハローワーク求職活動実績】突然実績にならなくなったケースも!
失業保険を貰うためには、認定日までに求職活動実績を作らないといけません。
求職活動実績を作る方法には、
- 職安による職業相談
- 職業紹介
- セミナー受講
等があり、ハローワークのパソコンを使用しての求人検索や閲覧だけでも、求職活動実績になるハローワークもあるようです。
もちろん、相談をしないと実績にならないハローワークもあり、現在ではパソコン検索だけでは実績として認めないハローワークも増えてきているようなので、調べてみました。
Contents
パソコン閲覧・検索だけでも求職活動実績になる?
ハローワークによって異なる
まず、ハローワークのパソコンで求人情報を検索・閲覧した場合は、求職活動実績になるのかという点ですが、「雇用保険の失業等給付受給資格者のしおり」の「求職活動実績にはどんなものがあるの?」という項目に、
「ハローワークや新聞、インターネット等で求人情報を閲覧した、知人への紹介依頼等は、求職活動実績には含まれません」
という一文があり、基本的にはハローワークのパソコンで求人情報を検索・閲覧しただけでは、求職活動実績としては認められていないようです。
しかし、実際にはパソコンで求人情報の検索・閲覧をしただけで、求職活動実績に認められるハローワークも存在します。
私の場合を例に挙げると、私が住んでいるところの管轄のハローワークAでは、パソコンで求人検索・閲覧だけでは求職活動実績にはなりません、と雇用保険説明会ではっきりと明言していました。
しかし、ハローワークBでは、パソコンで求人検索・閲覧だけでも、求職活動実績として認められていました。
このように、県内であっても、ハローワークによってパソコンで求人検索・閲覧が求職活動実績になるハローワークもあれば、求職活動実績にならないハローワークも存在します。
関連記事:ハローワークで雇用保険説明会を受講
PC閲覧だけではNGの職安が増加
上記のように、パソコンで求人検索・閲覧は、求職活動実績になるかどうかはハローワークによって異なりますが、現在ではパソコンで求人検索・閲覧をしただけでは、求職活動実績として認めてくれないハローワークが増加しているようです。
これは私が体験した話なんですが、私は外出のついでに、ハローワークで職業相談等をしていて、ハローワークA方面に用事がある時はハローワークAを、ハローワークB方面に用事がある時はハローワークBを利用していました。
ある日、ハローワークBを利用して、気になる求人票を何枚か印刷したんですが、たまたま求人に関して特に相談するようなこともなかったので、自宅に帰ってよく検討しようと思い、ハローワークの受付にパソコン閲覧が終わった旨を伝えると、
「パソコン閲覧だけでは、求職活動実績には認められません」
と言われ、相談・応募するように促されたので、せっかくだし求人に関して相談することにしました。
ハローワーク職員と面談が始まってすぐに、パソコンを見ただけでは求職活動実績には認められなくなったんですといった旨を伝えられたので、方針が変わったかなにかで、これまでパソコンで求人検索・閲覧しただけでも、求職活動実績として認めていたことがNGになったんでしょうね。
それがいつからNGになったのか、ハローワークBだけでなくすべてのハローワークでパソコンでの求人検索・閲覧は求職活動実績として認められなくなったのか等は不明です。
しかしながら、パソコンで求人検索・閲覧しただけで、求職活動実績として認めてくれないハローワークが増えていることは事実です。
何故、パソコン求人検索・閲覧で求職活動実績になるのか
では何故、パソコンで求人検索・閲覧をしただけで、求職活動実績としてカウントされるハローワークがあるのかというと一つの理由として、応募要件・年齢制限などの事情があり希望する求人へ応募できないケースがあるからだそうです。
確かに、50代の方が仕事探しをするとなると、やはり年齢制限によって応募できる求人は限られてきます。
その限られた求人の中から、自分が出来そうな職を探すことも困難で、PC検索・閲覧を求職活動実績として認めない場合、そういった方は規定回数の求職活動実績をクリアすることができず、失業保険をもらうことができません。
パソコンで求人検索・閲覧しただけで、求職活動実績としてカウントされていたのは、そういう人たちの救済措置だったようですね。
しかし、これは恒久的な措置ではなく、原則としてパソコンで求人検索・閲覧は求職活動実績にならないことに加えて、昨今では失業給付受給者が増加傾向で、保険料だけではカバーすることが困難になりつつあるため、求職活動を厳しくチェックするようになっており、パソコンで求人検索・閲覧が求職活動実績として認められなくなってきているのはそのためのようです。
求職活動実績に認められない場合
ハローワークでは、以下のような場合には、パソコンで求人検索・閲覧だけでは、求職活動実績として認められない可能性もあるようです。
- PC閲覧のみで、必要最低限回数の求職活動をしている場合
- 20歳前後の若年者でありながら、必要最低限のPCによる求人検索・閲覧のみ
- 求職申込書の希望収入が100万円以上など希望が非現実的
- PCによる求人検索・閲覧のみで、ハローワークから紹介された就職支援セミナーや就職相談を受けない
今まで、パソコンで求人検索・閲覧をしただけで、求職活動実績として認めてくれていたハローワークが突然、求職活動実績として認めてくれなくなったのは、方針が変わったか若しくは、上記に触れている可能性が考えられます。
パソコン検索が求職活動実績になっていたのに、それが実績にカウントされなくなって困っている方は、とりあえず相談をしてみてはいかがでしょうか。
気になる求人票の詳細について相談することで、職務内容がより具体的になり働いている自分をよりイメージしやすくなって、応募に繋がるケースもあれば、自分がイメージしている職務と実際の職務に食い違いがある場合は、その時点でその求人を応募希望候補から弾くこともでき、求職活動実績にもカウントされます。
まとめ
- PC検索だけで、求職活動実績になる職安もあれば、ならない職安もある
- PC検索だけでは求職活動実績にカウントしない職安が増えている
- 原則として、PC検索だけでは求職活動実績にはならない
転職支援サイト
関連記事
-
【労働基準監督署に退職トラブルの相談にいってみた】匿名での相談や実際に相談した事例を紹介
会社を退職すると申し出た時に、ちょっとしたトラブルがあったんですが、先日やっと退職日を迎え、
-
【失業保険の初回認定日にハローワークで必要な持ち物】遅刻や忘れていた時はどうればいい?
失業保険の初回認定日だったので、ハローワークに行ってきました。 その初回認定日について
-
【NPO法人労働相談センターに退職時のトラブルを相談してみた】相談方法には様々な方法がある!
私事なんですが、多々思うところがありまして、先日勤めていた会社を退職しました。 退職に
-
【退職するとき会社の制服や保険証は郵送で返却OK?】名刺など貸与品は退職時にきちんと会社に返却しないと揉める可能性も!
とあるQ&Aサイトで、退職するときに制服や保険証を郵送してもいいかどうかについて、質
-
【ハローワークで雇用保険説明会を受講】所要時間や失業認定申告書の書き方は?説明会は求職活動に認められる?
先日、待機期間が終わり、ハローワークで行われた雇用保険説明会に行っていたので、その説明会の様
-
【離職票がなくても失業保険の手続きができる?】ハローワークで離職票が届かない件を相談してみた
先日も書いたとおり、退職してからかれこれ1ヶ月が経とうというのに、未だに離職票が送られてきま
-
【ハローワークで失業保険の手続き・もらい方の流れ】離職票・求職申込書を持って職安に行ってきた
前の記事で、失業保険の手続きをするにあたって、離職票など必要なものや書類の書き方を紹介しまし
-
【退職後に資格喪失証明書が届かない】国民年金・国民健康保険に切り替えるには証明書が必要
仕事を退職すると、失業手当をもらうために手続きが必要ですよね。 また、退職すると厚生年
-
【ハローワーク求人情報の残業時間は嘘?】実際と違う残業時間が掲載されている場合も!
とあるQ&Aサイトを見ていると、ハローワークの求人情報に記載されている残業時間は嘘な
-
【雇用保険受給資格者証は保管?ハローワーク最後の認定日】受給終了後には新しいハローワークカードで求職活動!
失業保険って、貰うまでは待ち遠しいですが、いざ貰いだすと受給終了後のことを考えて焦燥を感じま