【ハローワーク求人票の見方】基本給に残業代は含まれる?年間休日の目安は?
先日、ハローワークで行われた就職支援セミナーで、自分にあった仕事を見つける方法等の他に、ハローワークの求人票の見方についても解説していました。
ハローワークの求人票の見方について、詳しく教えてもらえる機会は意外と少ないと思うので、紹介したいと思います。
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Contents
ハローワークの求人票の見方
求人番号
ハローワークはこの求人番号で、求人票を整理しています。
求人番号さえわかれば、全国どこのハローワークでも、その求人番号が割り当てられている求人票を確認することができます。
また、ハローワークインターネットサービスでも同じ求人番号が使用されています。
なので、ハローワークに行く前にハローワークインターネットサービスで、気になる求人票の求人番号を控えておき、その後ハローワークで求人の詳細を確認したほうが、仕事探しがスムーズです。
仕事の内容
仕事の内容は、求人票で最も重要な項目の一つです。
仕事の内容に書いてある内容を見て、わからないことがあればハローワーク職員に相談すると、会社に電話をかけて詳しい仕事内容を聞いてくれます。
求人票に書かれてある仕事内容と、実際の仕事内容が違うということは多々あるので、わからないことはしっかり聞いておきましょう。
実際に私も、そういった求人にあたったことがあります。
以前、パソコンインストラクターの求人に応募した時の事。
その求人票の仕事内容には、インストラクター業務のことしか記載されていないのに、実際に面接に行くとインストラクター業務は仕事全体の2~3割程度で、主な仕事内容は外回りの営業になります、と言われたことがあります。
しかも、その会社の勤めた場合、駐車場は借りなければいけないし、営業は自家用車を使用するとのこと・・・
私はそれを聞いて、すぐに断って帰りましたが、こういう求人詐欺も少なからずあるので、無駄を省く意味でも、長く続けられる仕事に就くという意味でも、仕事内容のことでわからないことは、ハローワーク職員に聞いてもらう・面接でしっかり聞いておくことが大切です。
雇用形態
雇用形態の欄には、以下のような種類があります。
- 正社員
- 正社員以外
- 有期雇用派遣
- 無期雇用派遣
賃金
賃金も、求人票の大事な項目の一つですね。
この賃金の欄に記載されている金額は税込みの金額で、この金額から社会保険料、厚生年金などが引かれるので、求人票に記載されている金額よりも、実際の手取り額は少なくなります。
また、基本給に関してですが、基本給とは手当などを差し引いた賃金のことで、基本的に基本給に残業代は含まれません。
基本給は、勤務年数や年齢などを基準に決められ、私が以前勤めていた会社は1年ごとに、基本給が2,500円ずつアップしていきました。
賃金形態
賃金形態の欄には、以下のような種類があります。
- 月給:月額が決められている
- 日給:日額×勤務日数で支払われる
- 時間給:時間額×勤務時間数で支払われる
- 年俸制:年額が決められていて、各月に分けて支給される
通勤手当
通勤手当には
- 実費(上限なし):通勤にかかる費用全額支給
- 実費(上限あり):上限額を限度に、通勤にかかる費用を支給
- なし:通勤手当なし
が、あります。
徒歩や、自転車で通勤できる距離ならまだしも、通勤に車や電車を使わないといけない場合は、通勤手当があるところがいいですね。
私の場合は、通勤手当がでない企業には応募しません(笑)
昇給・賞与
昇給・賞与の欄には、前年度の実績が記載されています。
これは、採用後の待遇を約束するものではないので、注意してください。
ちなみに以前、私が勤めていた会社の求人票は、賞与ありになっていたんですが、いざ入社してみると前年も賞与はなかったとのこと・・・
結局、私が入社してからも賞与はなかったため、年収が低く両親を私の扶養にいれることができませんでした・・・
賞与の有無で、大分年収が変わってきますからね、賞与があることに越したことはありません。
事業内容・会社の特長
この欄には、その企業の事業内容や特長が記載されていて、この欄を読めばよりその企業を知ることができます。
会社の特長を欄が埋まるくらいびっしり書いてある企業もあれば、若い従業員が多い等一言しか書いていない企業もあります。
もちろん前者のほうがその企業をイメージしやすいので、気になる企業が複数ある場合は、仕事内容や企業のことをしっかり書いてある企業から応募していくのも一つの方法です。
試用期間
多くの企業が、試用期間を設けています。
試用期間の長さは、3ヶ月が平均と言ったところでしょうか。
試用期間中は、賃金などの労働条件が異なることもあるので、よく確認してください。
求人条件特記事項・備考
この欄には、書類送付先や会社から支給されるものなど、重要なことが記載されている場合があるので、必ず確認してください。
また、従業員の大まかな年齢層や、大きい企業であれば求人を出している課はどれくらいの人数がいるのか、などもここに記載されていることがあります。
年間休日
年間休日も、求人を探すうえで大事な項目の一つです。
その年間休日は、113日が平均だそうです。
私の勤めていた会社は年間休日が105日だったので、平均と比べたら少なめですね。
1日8時間勤務だった場合、年間休日105日と言うのは年間休日の下限、つまり1年間の最小年間休日数になります。
なので、私は職探しをする時は、年間休日105日を目安にしていて、年間休日が105日以下の会社は候補に入れません(笑)
休みが少ないと心身の疲れがとれないし、やっぱり休みが多いほうがいいですからね(笑)
ちなみに、土日祝日は完全に休み、お盆や正月などカレンダー通りの休みだった場合、年間休日は120日前後になります。
ハローワークの求人票の見方 まとめ
- 求人番号で求人票を整理している
- 事前に気になる求人票の求人番号を控えて、ハローワークへ
- 仕事の内容欄は、求人票で最も重要な項目の一つ
- しっかり調べて確認をしないと、詐欺求人にあたることも
- 仕事内容がしっかりイメージできる企業を選ぶ
- 賃金は税込みの金額で記載されている
- 厚生年金などで引かれるため、手取り額は求人票の額よりも少なくなる
- 試用期間は、3ヶ月としている企業が多い
- 最小年間休日日数は105日
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