【何を質問すればいい?ハローワーク職業相談内容】求職活動実績を作りたい場合は参考に!
先日、今まではパソコンで求人閲覧・検索をしただけでも、求職活動実績として認めてくれてハンコがもらえたハローワークも、ある日突然パソコンで求人閲覧・検索しただけでは、ハンコをくれなくなるケースもあると紹介しました。
そうなると職業相談をしなくてはいけないんですが、他の人はどんなことを相談しているのかと、ふと気になり調べてみると、
- ハローワークの職業相談は何を聞けばいいのか
- 質問する内容がわからない
と悩んでいる方が結構多いようでした。
そこで今回は、私がハローワークの職業相談で実際に聞いた質問内容について書いていきたいと思います。
関連記事:パソコン閲覧・検索だけでもOK?ハローワーク求職活動実績
Contents
ハローワークの職業相談を乗り切るには
ハローワークの職業相談というと、堅苦しい感じがしますが変に身構える必要はなく、聞きたいことを聞けば問題ありません。
また、職業相談に直接的には関係ありませんが、職業相談の際は空いているハローワークを利用したほうがいいでしょう。
規模が大きいハローワークだと、その分職員も多いんですがそのハローワークの利用者も多く、職業相談をしたい場合結構待たされたりします。
私の場合は、ハローワークの窓口で職業相談の受付をしてから、30分待たされることなんてザラでしたね・・・
その点、規模が小さくても空いているハローワークの場合、待ち時間なしで職業相談をすることができます。
家の近くに、大きい混んでいるハローワークしかないのであれば仕方ありませんが、何箇所かハローワークがある場合は小規模のハローワークの方が比較的空いているので、小規模のハローワークを利用したほうがスムーズに職業相談をすることができます。
職業相談とは
まず、ハローワークの職業相談とは何なのかですが、ハローワークでは
- どんな仕事がいいか決められない
- 求職活動のやり方がわからない
- 応募書類の書き方などを知りたい
等、就職するにあたってわからないことや知りたいことを気軽に相談することができます。
他にもハローワークでは、気になる求人の詳細についても相談することができ、具体的な仕事内容を知ることも可能です。
求職活動実績になるからとハンコをもらう目的ではなく、本気で転職を考えている方は主に求人の詳細に関する相談が多くなるかと思います。
質問のポイント
職業相談で、何を質問したらいいのかわからないという方が多いようですが、私の場合はその求人企業に応募すると仮定して、その求人票から気になる点を探して、職業相談の際に質問をしていきます。
求人に応募すると考えると、前もって気になることは聞いておかないと自分が困ることになるので、必然的に気になること・詳細を聞きたいこと等が出てきますよ(^^)
以下では、実際に私がハローワークで職業相談の際に聞いたこと・質問内容について書いてきます。
ハローワークの職業相談で聞くこと・質問内容
職業相談の流れ・注意事項
職業相談の受付をしてハローワーク側の準備ができると、受付番号若しくはあなたの名前が呼ばれるので、その窓口まで向かいます。
窓口では、まずハローワーク職員の自己紹介があり、その後本人確認のためにあなたの
- 名前
- 生年月日
を聞かれるので答えると、職業相談に入っていきます。
職業相談の際には、事前に「検討段階なんですが」と前置きをして話を進めないと、ハローワーク職員は応募を促してくることもあります。
求人に応募をしたいのであれば問題ありませんが、検討段階や求職活動実績としてハンコが貰いたいだけなのであれば、前もって検討中だという旨を伝えましょう。
また、求職活動実績としてハンコが貰いたい場合、職業相談ばかりしていたら怪しまれるんじゃないかと思うかもしれませんが、実際に就職・転職をしようとした時には、自分にあった求人かどうか探るため、必然的に職業相談が多くなります。
なので、その点は気にせず職業相談をしてみましょう。
関連記事:自分に合った仕事を見つける方法
現在何名が応募しているか
まずは、相談したい求人に対して、現在何人が応募しているのかを質問します。
この質問に関しては、こちらが質問しなくても職業相談に入る前に、ハローワーク職員が情報を教えてくれるケースもあります。
なので、この質問だけで職業相談を終えようと思っている方は、注意してください。
また、私はこの質問だけで職業相談を終えたことがないので、求職活動実績としてハンコがもらえるかどうかはわかりません。
質問事項は、2つ3つ用意しておいたほうが間違いはないでしょうね。
仕事の内容について
求人票には「仕事の内容」という項目がありますが、そこに記載されている情報だけでは、具体的な職務内容が把握できないことがほとんどです。
例えば、
- 生産管理事務等
- ○○及び軽作業
- パソコンインストラクター他
といったように「○○等」や「軽作業」や「○○他」と記載されている求人の場合は、しっかり具体的な職務内容を聞いておく必要があります。
私の場合は、前職は事務で入社したのにもかかわらず、「事務他」となっていたため総務も兼任となり、それに加えてその企業の求人票に「及び軽作業」と記載があったため、フォークリフトやクレーン操作を伴う納品準備や、クレーンを使用するまでもないが人の力ではかなり重たい材料・在庫整理等、多くの現場作業も兼任していました。
また、パソコンインストラクターの求人では「パソコンインストラクター他」となっていて、実際に面接へいくとパソコンインストラクターの業務は2~3割程度で、主な業務は外回りの営業になると言われて断ったことがあります。
こういう経験から、求人票の「仕事の内容」についてあやふやに記載されているものは聞いておかないと、入社・応募すると自分が痛い目を見る可能性が高いため事前にしっかり質問するようにしています。
関連記事:ハローワーク求人票の見方
学歴について
学歴についてですが、求人票の学歴欄が「不問」となっていたら問題はありませんが、
- 短大卒以上
- 大卒以上
と記載がありそれを満たしていない場合は、自分の学歴でも応募することは可能なのかを質問します。
「仕事の内容」についてもですが、ハローワーク職員が答えれる範囲を超えている質問の場合、その求人を出している事業所に電話をして確認をしてくれます。
必要な経験等について
求人票の「必要な経験」の欄には
- ○○の実務経験
- ○○経験者
等、と記載されている求人もあります。
この「実務経験」「経験者」というのは、どの程度のレベルを指しているのかが求人票からはわかりません。
例えば、事務としては1日しか勤務していない方でも、それでも一応経験者になりますからね(笑)
なのでここでは、具体的にどのような実務経験が必要なのか、求人を出している企業の採用担当者が求めているスキルを探っていきます。
本気で転職を検討している方は、求人票の「必要な経験等」の項目は特にしっかり聞いておく必要があります。
必要な免許・資格について
必要な免許・資格についてですが、例えば求人票に「普通自動車免許(AT限定不可)」と記載があり、免許取得後ミッション車を運転したことがない場合は、それでも応募可能かどうか聞いてみましょう。
会社の情報について
求人票には、「会社の情報」という項目があり、そこに従業員数などが記載されています。
従業員数では、
- 企業全体
- 就業場所
- 女性の数
- パートの数
を、確認することができます。
あなたが男性で、求人を出している事業所に女性が多い場合は、男性でも応募可能かどうかという質問をしてみてもいいでしょう。
その他
その他にも、
- 営業の求人の場合はノルマの有無
- 転勤がある場合は転勤の範囲
- 残業ある場合は具体的な残業時間
- 休日出勤の有無
上記のようなことも、質問してみてもいいかもしれませんね。
職業相談の履歴はハローワーク間で共有される
他の方は、職業相談でどんな内容を質問しているのかと気になって調べていると、前回と違うハローワークで職業相談をする場合や、前回と同じハローワークでも担当者が異なる場合には、前回と同じ質問でも大丈夫と紹介しているサイトがありました。
これを鵜呑みにして、同じ内容の相談をした場合、前回とハローワークや担当者が異なっていたとしても、ハローワークではパソコンであなたの過去の相談内容等の情報を共有をしているので、前回と同じ質問をした場合には、突っ込まれます。
実際に私が体験した話なんですが、Aというハローワークで質問した内容を、Bというハローワークで同じ相談をした時に、
「以前にも、同じ質問をされてますが~」
といった感じで、突っ込まれました。
その時は、なんでそんなことを聞かれたんだろう?と不思議だったんですが、よくよく思い出してみたら、求人票は違えど確かに前回と同じ内容の相談をしていました。
私の場合は、突っ込まれてもきちんとした理由があったので凌げましたが、求職活動実績のハンコが欲しいばかりに楽をしようと同じ職業相談、ましてや同じ求人票の件で相談した場合には、突っ込まれる可能性があるので注意してください。
突っ込まれて受け答えができなかった場合でも、求職活動実績としてハンコがもらえるかどうかはわかりませんが、気まずくなること必至です(笑)
なので、職業相談は前回と異なるハローワークや担当者だったとしても、前回と違う求人票で前回と違う相談内容にしたほうが賢明です。
まとめ
- 職業相談では、求人票で気になること・聞きたいことを質問する
- 求職活動のやり方が分からない等、求人票以外のことでも相談できる
- 応募するつもりで求人票を見ると、必然的に質問したいことが見つかる
- 職業相談の回数は多くて当たり前
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Comment
今失業受けています。
53歳です。若い人の間で働くのも、自信ないです。仕事も、サービス業で指定な為、なかなかみつかりません。
自分で、経営する事を考えています。
その場合、就職活動を、辞める事に、
なりますが、残りの基本手当の支給は、もらえないの?
コメントありがとうございます。
恐らく、求職者給付受給中に自営業を始めた(準備を含む)場合、求職者給付を受け取ることはできなかったかと思います。
詳しくは、「雇用保険の失業等給付受給資格者のしおり」をご覧になるか、ハローワークで職員に確認してみることをおすすめします。
就職活動、また自営業の準備は大変かと思いますが、頑張ってください(^^)