【監督責任】正社員とパートの責任の違い

私は事務職で、事務方は私の他に私の仕事の補佐をしてくれるパート従業員がいます。
いつもは、このパートさんに荷物の梱包や集荷依頼を任せているのですが、今日はいつもと勝手が違い、社長が荷物の集荷の手配をすることになっていたので、パートさんに「社長に荷物の集荷の電話をかけといてくださいと伝えてください」と、指示を出しました。
ところが・・・

「確認しなかったお前の責任だ」

結果として、業者は荷物の集荷には来ませんでした。
その件で、何故パートが集荷の手配をしたかどうかの確認をしなかったのかと叱責されたんですが、私は社長が集荷の依頼をすると聞いていたので、この時点で何を言っているのかまったく理解できませんでしたが、社長の言い分としては、

「集荷の手配が漏れていたら、パートには責任は取れないから、この件は指示を出して確認しなかった責任者であるお前の責任だ」

ということでした。
言っていることはわかりますが、具体的に正社員とパートの違いって何なんでしょうか。

正社員とパートの違い

正社員とは

• 雇用契約期間は無し
• 決まった勤務時間で長期間働くことができる
• 賞与・昇給あり
• 不当に解雇されない
• 福利厚生が優遇されている
• 厚生年金など社会保険が適応される
• 残業や休日出勤にも対応しないといけない
• 転勤・部署の異動などあり
• 手当有り

パートとは

• 単発や、短期間など雇用契約期間有りのものも
• 働く時間や日にちを選んで就業できる
• 給料は時給制や日給制が多い
• 働く時間が少ない場合、社会保険が適応されないことも
• 臨時雇用が前提になるため、責任を伴わない仕事に限られる
• 賞与や退職金は期待できない
• 残業は応じなくてもよい
• 転勤は無し
• 手当等は無しの場合が多い

パートに責任は・・・

このようにパートには責任を伴う仕事は任せれません。
それは、個人の能力が低いというわけではなく、就業形態上仕方がない事なんですね。
私もその辺りは理解しているつもりで、パートさんには責任が伴わない仕事を選って仕事を振っています。
それに、自分より立場が下の人に責任を取らせたりだとか、叱責はしたくありませんしね。

確認は非常に大事！

今回の件は、「確認」を怠ったことで起きた失敗でした。
普段から、指示したことに対して確認・報告を義務付けていれば起こらないことでした。
これは完全に私の過失です。
そういう意味では、問題が明るみになってよかったと思っています。
「確認」「報告」というものの大事さが身をもってわかりました。
今回は、小さい事件だったから良かったものの、もしかしたら「未確認」「未報告」のためにお金が絡む大きな事件になっていたかも・・・

監督責任を問うなら

私は、「未確認」「未報告」ということで監督責任を問われました。
確かに、パートさんに確認していないのも悪いし、パートさんに報告させていないもの私が悪い！
が！
この件は、私だけが悪いのでしょうか。

監督責任とは

• 部下に対する上司の責任
• 部下の不祥事に対し、必ず上司の監督責任が問われる

部下の不祥事は上司の責任だとするならば、私を叱責した社長や役職についている人間も、監督責任を果たせなかった私の不祥事の監督責任を問われるべきである！
段々、屁理屈のようになってきましたが、それには理由がありまして・・・

確認もなにも！

完璧に私の過失なら、反省しますが今回の件はそうじゃない！
何故ならば、今回業者が集荷に来なかったのは、社長が業者に電話はしたが集荷の手配をしなかったため！
私はパートさんに

「社長に荷物の集荷の手配をお願いしますと伝えてください」

と、指示しました。

その伝言を聞いた社長は、何故か集荷の手配をしていません・・・
これで確認していないのが悪いと言われても、腑に落ちません。
明らかに、社長の勘違いから始まった事件です。

このように自分にも落ち度があるにもかかわらず、全部私が悪いように言われるのは腹が立ちます。
こういうことがあると、事務方のせいにされてばっかりなので、会社のトップだろうがなんだろうが今度は反撃を試みたいと思います！
揚げ足を取るために、入念に準備をしなければ！
そもそもこういう社員が育つってことは、上層部の監督責任を問わなければならないのではないでしょうか←