本ページはPRを含む場合があります

【発光するウミホタルが香川県粟島を幻想的な海に変える!】夜光虫との違いやウミホタルが発光する原理を解説!

公開日: : 最終更新日:2016/06/28 香川県 , , , , , , , ,

awashima umihotaru (4)

香川県三豊市の粟島に、ウミホタルを見に行ってきました!

ウミホタルの写真は上手く撮れませんでしたが、とても綺麗だったので紹介したいと思います!

ウミホタルを鑑賞する前に、ウミホタルについて色々解説してもらったことがあるので、それも併せて書いていきます。

SPONSORED LINK

ウミホタルとは

awashima umihotaru (1)

ウミホタルとは、夜行性の甲殻類で大きさは米粒大で3mm程度。

夜行性のため、昼間は海の砂の中で過ごして、夜になると餌を求めて活動を始めます。

ウミホタルは、雑食で魚の死骸等を食べますが、時には生きた魚を襲って食べることもあるそうです。

暗い海で見るウミホタルは、青く光り幻想的な海に変えてくれますが、明るい所でウミホタルを見ると、ちょっと気持ち悪かったです(笑)

ウミホタルの生息地

awashima umihotaru (8)

ウミホタルは、瀬戸内海を含む日本の太平洋沿岸に広く生息しています。

しかし、太平洋沿岸だとどこでも見れるのかというとそういうわけではなく、潮の流れが強い所だとウミホタルを見ることは困難なようです。

そういう面では、瀬戸内海は潮の流れも穏やかなので、ウミホタルの鑑賞に適してます。

特に、香川県三豊市の粟島は一年中ウミホタルが鑑賞できるそうです!

ですが、やはりオフシーズンだとウミホタルが少ないので、ウミホタルの活動に適している、5月~10月頃が見頃になっています。

ウミホタルと夜光虫の違い

awashima umihotaru (2)

ウミホタルと夜光虫は、同じ生物だと思っている方もいるようですが、まったく違う生き物です。

以下では、ウミホタルと夜光虫の特徴を紹介します。

ウミホタルの特徴

  • 甲殻類
  • 体長は3mm程度
  • ぼーっと光る

夜光虫の特徴

  • プランクトン
  • 体長は1mm以下
  • ぽつぽつと光る

などの違いがあり、ウミホタルは魚の死骸を食べるため「海の掃除屋」と呼ばれていて、夜光虫は別名「赤潮」と呼ばれ赤潮が発生すると、魚が捕れなくなる等の悪影響をもたらします。

このように、青く光るのは同じですが、ウミホタルと夜光虫は全然違う生き物なんですね。

かくいう私も、ウミホタル=夜光虫だと思っていました(笑)

ウミホタルの飼育

awashima umihotaru (14)

ウミホタルの飼育は難しく、ウミホタルを飼育目的で持って帰っても、飼育を続けれないのだとか。

というのも、ウミホタルは淡水を嫌うため、海水又は人工海水が必要になり手間がかかるため、長期の飼育に向いていません。

都会に住んでいる方や、家の近くに海がない方は、持ち帰って飼育するのは困難かと思われます。

ウミホタルの発光メカニズム

発光する仕組み

awashima umihotaru (13)

続いて、ウミホタルが青白く発光するメカニズムについて、紹介していきます。

ウミホタルは青白く光りますが、これはウミホタル自身が光を発しているわけではありません。

体内から「ルシフェラーゼ」という酵素と、「ルシフェリン」という基質を分泌させ、水中の酸素と反応することで、水が青く光ります。

ウミホタルが青く光るのは、人間で言う汗をかいている状態だと思ってくださいと、係員の人から説明を受けましたが、この説明のほうがわかりやすいですね!(笑)

ウミホタルが光るのは何故?

awashima umihotaru (12)

では何故、ウミホタルは青白く光るのでしょうか。

それには様々な説がありますが、

  • 求愛行動の時
  • 身の危険を感じた時

上記が、有力説のようです。

発光時間について

awashima umihotaru (9)

ウミホタルは、ずっと発光しているわけではなく、しばらく経つと時間とともに、次第に光が薄れていきます。

ウミホタルを発光させるには、ウミホタルが入っている容器を棒でかき混ぜたりして、刺激を与えると発光します。

鑑賞会では、霧吹きで海水をウミホタルに吹きかけて、発光を促していました!

ただ、長時間の刺激はウミホタルが弱ってしまうので、注意が必要です。

乾燥したウミホタルを利用

awashima umihotaru (10)

1回きりですが、ウミホタルは乾燥させても、海水と反応させれば光らすことができます。

その性質を活かし、ウミホタルが第二次世界大戦中に軍事使用されたこともあります。

ジャングルで偵察を任された兵士が、乾燥させたウミホタルの粉を足元へ撒くことで、ウミホタルの微かな光を目印にしたそうです。

そういえば、粟島を観光している時にどこかで、戦争中に軍の命令でウミホタルを集めたという文献を目にしました。

香川県粟島のウミホタル鑑賞会

awashima umihotaru (7)

ここからは、私が参加したル・ポール粟島のウミホタル鑑賞会について書いていきます。

事前に、写真を撮る場合は、一眼レフではウミホタルの撮影が難しいので、スマホのカメラで撮ったほうが、綺麗に撮れますよとアドバイスをもらったんですが、無謀にもミラーレス一眼でチャレンジしてみた結果・・・

・・・案の定、うまく撮れませんでした!

なので、写真が残念なのは、ご勘弁ください(>_<)

関連記事:香川県粟島のおすすめの宿泊ホテル「ル・ポール粟島」

鑑賞会は夜から

awashima umihotaru (6)

ウミホタル鑑賞会は、夜の8時30分からスタートでした。

ウミホタルは、夜行性の為あまり早い時間だと、数が少なく迫力に欠けるそうです。

また、ウミホタルは水温によって多かったり少なかったりするようで、海水温が高いとウミホタルも多いんだとか。

この日は天気も悪くて、心配していたんですが、無事ウミホタルを見ることができましたよ!

まず、上の写真にある桟橋の所に、係員の人がウミホタルの仕掛けをしているので、その場所から鑑賞会スタートです!

係員の人が仕掛けを海から引き揚げ、仕掛けの容器をかき混ぜた時、初めて青く光るウミホタルを見たんですが・・・すごく綺麗でした!

グラスに入れたウミホタル

ウミホタルの説明を聞いた後、カクテルを飲むときに使用するようなグラスを渡されました。

どうやら、このグラスの中にウミホタルを入れてくれるようです。

ウミホタルを、グラスに入れた時の写真が上の写真になります。

なんか、こんなカクテルありそうですね!(笑)

グラスに入っているウミホタルを海に戻して、西浜という海岸に移動します。

ただグラスをひっくり返して、ウミホタルを海に戻しただけなんですが、そこだけが青白く光っていて見とれてしまいました!

写真を撮るタイミングは、係員の人が言ってくれるので、そのタイミングで撮れば綺麗なウミホタルが撮れますよ!(上手く写真が撮れれば)

西浜に移動

awashima-umihotaru-11

西浜へ、やってきました。

西浜からはよく星が見えるそうなんですが、生憎この日は曇り空で星空は見えませんでした(>_<)

係員の人が、

「夜空の星を見ることはできませんが、砂浜に輝く星を見てください」

と、話した後ウミホタルを砂浜に撒きました!

これがその時の様子なんですが、砂浜が青白く光って本当に星空のように綺麗!

しかし、説明してもらっていた通り、やっぱり写真に撮るのが難しい(>_<)

必死に、何枚も何枚も写真を撮ったんですが、綺麗に撮れなかったりぶれたりボケてたりと散々な有り様・・・

なので、一緒に鑑賞会に参加していた、友人にも写真を提供してもらいました(笑)

ぶっちゃけ、スマホで撮ったほうが簡単に撮れる気もしますね・・・

携帯やスマホでウミホタルを撮る場合は、遠くから撮るよりも出来る限り近づいて撮ったほうが綺麗に撮れるそうですよ!

ウミホタルは、砂浜の海に近いところに撒いたので、潮が満ちれば海に帰っていきます。

波に揺られているウミホタルを撮りたかったんですが、私のスキルでは無理でしたね!(笑)

香川県粟島のウミホタル まとめ

awashima umihotaru (3)

  • 香川県粟島のウミホタルは綺麗
  • ル・ポール粟島でウミホタルが鑑賞できる
  • 瀬戸内海を含む太平洋沿岸に生息
  • 見頃は5~10月頃
  • ウミホタルと夜光虫は別の生物
  • 飼育が難しい
  • 海水温が高いと活発になる
  • 刺激を与えると青く光る
  • 乾燥させても光らすことができる
SPONSORED LINK

関連記事

【香川県粟島の漂流郵便局】やり場のない気持ちを綴った泣ける手紙が届く場所

先日、ウミホタルを見に香川県の粟島へ行ってきました。 その時は、ウミホタルを見るのが目

記事を読む

【うどん屋巡りからこんぴらさんまで】香川県観光はほぼグルメ旅!立ち寄ったオススメのお店まとめ!

数記事に渡って、香川県に遊びに来ていた友人と行ったお店などを紹介してきました。 今回は

記事を読む

【おすすめ観光スポットは守り神・大楠!香川県志々島日帰り旅行】映画のロケ地にもなった島は宿泊も可能!

先日、友人と香川県三豊市詫間町にある志々島という島に観光に行ってきました。 去年、同じ

記事を読む

【白鳥の観光名所!香川県東かがわ市の河津桜が見頃】湊川沿いに咲く綺麗な桜に車を停めて見入るドライバーも!

先日、天気が良かったので見頃を迎えているという河津桜を見に、香川県東かがわ市白鳥まで行ってき

記事を読む

【香川県三豊市:粟島観光旅行まとめ】瀬戸内国際芸術祭の舞台にもなった粟島は日常を忘れさせるゆったりとした時間が流れる!

先日、香川県粟島を旅行してきたんですが、そのまとめということで、香川県粟島の観光スポット等を

記事を読む

【行者そばがおすすめ!香川県高松市塩江町の蕎麦屋「行基庵」】近くには道の駅しおのえや温泉も!

先日、親戚たちと塩江方面に行った時の事、昼ごはんを食べてなかったので、香川県高松市塩江町の蕎

記事を読む

【料金は?レオマワールドのウィンターイルミネーション】チケットの種類などについても紹介!

先日、香川県丸亀市にあるレオマワールドという遊園地に、イルミネーションを見に行ってきました。

記事を読む

【道の駅ことなみに併設された日帰り温泉:エピアみかど】美霞洞温泉の効能には美肌効果も!

最近、スーパー銭湯や温泉に行くことが多いんですが、正月休みを利用して香川県まんのう町にある、

記事を読む

【香川県さぬき市:四国88番札所「大窪寺」のシャクナゲ】八十八庵近くの山で見頃!

シャクナゲが見頃だということで、今日は四国88番札所の「大窪寺」に行ってきました! シ

記事を読む

【香川県まんのう公園のイベント:コスモスフェスタ】見頃時期を迎えたコスモスが満開!

昨日の記事の続きになりますが、「サヌキのピッピ」でうどんを食べたあと、まんのう公園に行きまし

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

PAGE TOP ↑