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【おすすめ観光スポットは守り神・大楠!香川県志々島日帰り旅行】映画のロケ地にもなった島は宿泊も可能!

先日、友人と香川県三豊市詫間町にある志々島という島に観光に行ってきました。

去年、同じく香川県三豊市詫間町にある粟島へウミホタルを見に行った時に、志々島も行こうという話になっていたんですが、粟島を観光していると志々島に行く時間がなくなってしまったので、泣く泣く断念・・・

そんなことがあり、今回ようやく志々島に行くことができました(^^)

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香川県三豊市詫間町志々島について

志々島とは

志々島とは、瀬戸内海に浮かぶ塩飽諸島の島の1つで、詫間港から約6km北の沖合に浮かぶ島で、島の周囲は3.8kmで面積は0.74kmとなっています。

「志々島」という島の名前ですが、西行法師が志々島を見て獅子に似ていたため「獅子島」と名付けたのが始まりなど、諸説あるようです。

ちなみに、志々島には国道や県道はなく、道幅もかなり狭いので志々島では車はもちろんバイクも走っていません。

なので、船に原付きやバイクを乗せて島にやってきてもほとんど乗れる所がない事に加え、島の人達の安全を考えるとバイクなどで走行するのは控えたほうがいいでしょう。

また、志々島ではレンタサイクルなどはなく、徒歩で観光することになるので、歩きやすい服装で志々島へ行ったほうがいいですね(^^)

粟島ではレンタサイクルがあったんですが、志々島は坂道や階段が多いので、レンタサイクルがあったとしても島内を自転車で観光するほうがしんどいですね(笑)

住民よりも猫が多い

志々島の住民は17人なのに対し、志々島に生息している猫の数は80匹以上と、志々島は住民よりも猫の数が多い島となっています。

「志々島」というワードで検索すると、検索候補に「猫」というワードがあったので、猫が多いことで有名な島なのかなと思っていたんですが、いざ志々島に行ってみると季節的に寒いからなのかほとんど猫を見かけませんでしたね(>_<)

結局、1匹も猫を見なかったなぁと思って志々島港方面に向かっていると、猫が現れました!

かわいくて触りたかったんですが、近づくと逃げられそうだったので、写真だけ撮らせてもらいました(^^)

「男はつらいよ」等映画のロケ地

志々島は、坂口憲二主演の映画「機関車先生」や、映画「男はつらいよ」のロケ地にもなっています。

映画「男はつらいよ 寅次郎の縁談」では、志々島は「琴島」として登場し物語の舞台の1つとなっています。

志々島が「男はつらいよ」のロケ地になった経緯として、山田洋次監督が島を訪れた際に志々島にある埋め墓を見たことがきっかけで、志々島が映画のロケ地になる決め手となったとも言われているそうです(^^)

埋め墓

志々島港から徒歩約5分ほどのところに、カラフルな屋根の小さな家がたくさん建っている場所があります。

このカラフルな小さな家は「埋め墓」といって、これらはすべてお墓です。

志々島では、両墓制といって遺体を埋める「埋め墓」と、お参りをする「参り墓」をわける風習があり、現在は火葬が行われていますが、昔は埋め墓に遺体を埋めて、島内の利益院というお寺にある参り墓にお参りをしていたんだそうです。

また、両墓制という風習は他の地域でもみられるもののようですが、「世界で1番小さなおうち」と例えられる志々島のカラフルな埋め墓は珍しいんだとか。

そのため、テレビ局から埋め墓の取材もくるようですが、埋め墓は個人のお墓のため取材は断っていると、島の方が教えてくれました。

観光スポットは大楠

志々島の観光スポットは、なんといっても樹齢約1,200年の島のシンボル「大楠」です!

県指定天然記念物に指定されている志々島の大楠は、高さ22.5m幹周12mというかなりの大きさ!

大楠までは坂道が続きちょっとしんどいですが、大楠までたどり着くとその大きさや貫禄に疲れも吹っ飛びます。

また、この大楠には、過去に枝を切った人が重い病気にかかったという言い伝えもあるんだそうです。

観光の際には、島の守り神を傷つけないように気を付けてください(^^)

宿泊も可能

志々島はこれまで、宿泊施設がなく観光客は日帰り観光しかできませんでしたが、古民家を修繕し2016年5月からゲストハウス「きんせんか」の運営がはじまったことで、志々島に宿泊することが可能になりました(^^)

ゲストハウス「きんせんか」は、最大1組7名が宿泊可能で1泊2,000円と低価格なのも魅力ですね!(^^)

ただ、ゲストハウス「きんせんか」は、素泊まりとなっているので、食事は各自で用意する必要があるため、宿泊前には事前に食材を調達するようになります。

ちなみに、志々島で食材を調達しようにも、購入できるお店がないので、食材の購入は島へ渡る前に済ませましょう(笑)

また、現在は志々島で利用できる宿泊施設はゲストハウス「きんせんか」のみとなっています。

志々島を観光

自販機・飲食店などはない

まず、志々島に行く前にですが、志々島にはコンビニはもちろん飲食店もないので、志々島でご飯を食べようかと思っている方は、お弁当などを持参することをおすすめします。

また、志々島には上田商店というお店があり、そこで飲み物やお菓子を購入することができますが、島内には自販機が1台もないため、事前に購入していたほうがいいでしょう。

公衆トイレは1箇所

志々島港のすぐ近くに公衆トイレがあるんですが、志々島の公衆トイレはここの1箇所のみなので、島内を観光する前には立ち寄っておいたほうがいいかもしれませんね(^^)

宮の下港~志々島港

私達は、12時45分発の船に乗る予定で、宮の下港にやってきました。

もしこの便に間に合わなかったら、志々島に行くのを諦めなければいけなかったので、時間に余裕をもって出発したんですが、昼食を食べに「はまんど」に寄ったりとぶらぶらしていたら、割りと時間ギリギリで焦りました(笑)

宮の下港から志々島に行く場合ですが、切符は船内に設置されている券売機で購入し、係員の人に渡すしくみになっているので、私達のように切符はどこで買うんだろうと宮の下港をうろうろしても券売機はありません(笑)

また、乗船は出港の15分前からとなっているので、船が港に来ているからといっても早々に乗り込むことはできません。

ということで、やってきました志々島!

船内では、券売機が故障するというまさかの出来事に見舞われましたが、なんとか到着!(笑)

さっそく、志々島を観光しようと、港から西に向かって歩いていきます!(^^)

志々島のマスコットのヤギ

志々島港から2、3分歩くと、道端にヤギが出現!

ヤギは4頭いて、どのヤギも大人しくすごくかわいかったです!(^^)

ヤギ4頭の内2頭は、生後1ヶ月の子ヤギなんだそうで、カメラを向けたら興味を惹かれたのか近寄ってきました(^^)

志々島でヤギを飼っているのは、ヤギに休耕地の草を食べさせて、そこを人が耕し花を植えることが目的なんだそうです。

また、将来的にはヤギの乳を使ったチーズの生産を予定しているそうです(^^)

志々島は1周できない

ヤギとお別れをして、更に西へと歩いていきます。

志々島の西側には神社が多く、

  • 山頭神社
  • 十握(とつか)神社
  • 八幡宮

といった3つの神社がありました。

私達は、その中の八幡宮に立ち寄ったんですが、結構傾斜がきつくてしんどかったです(>_<)

また、この八幡宮は、島民や島出身者が集めた寄付金で2011年に老朽化していた屋根を修理したんだそうです。

屋根に修理に必要な費用は、全額寄付などで集めてしまったんだとか・・・志々島のパワー恐るべし!(笑)

八幡宮を下った私達は、更に西へと歩いて行きました。

八幡宮より西にも家はあるんですが空き家や廃墟となっているところが多く、この辺りには人が住んでいないのか誰にも会うことなく、どんどん西へと進んでいきます。

ここでふと、粟島に行った時はこんな道をひたすら進んでいったら行き止まりだったなぁ、と思い出した途端嫌な予感が・・・

暫く歩くと小さな海岸が見えてきて、よく見ると何やら道が途絶えているような・・・

いやいやまさか・・・と思い近づいてみると、行き止まりでした(>_<)

そうなんです!

志々島も粟島同様に、ぐるっと島の周りを1周できないんです!(>_<)

嫌な予感が的中してしまいました・・・

志々島の埋め墓

行き止まりだったためきた道を引き返して、やっとの思いで志々島港まで帰ってきました(笑)

志々島港から、先程の行き止まりまでは20分位でいけるんですが、私達は八幡宮に登って寄り道していたので、往復するのに1時間を要してしまいました(笑)

気を取り直して、今回の観光のメインの志々島の大楠を見にいこうと歩き出しましたが、志々島港から5分ほど歩いた頃でしょうか、たくさんのカラフルな小さな家が現れました。

この小さな家は、埋め墓と言ってお墓なんだそうです。

埋め墓は、志々島の西部を歩いていた時にも所々で見かけたんですが、志々島港近くの埋め墓はそれとは比べ物にならないくらい多く圧巻でした。

上田商店

埋め墓を後にした私達は、大楠に向かっていたんですが、その途中「大楠観光の皆様」と書かれた張り紙を発見しました。

その張り紙によると、島には蚊がたくさんいるため蚊取り線香を無料レンタルしています、とのこと!

この張り紙を掲示しているのは、島で唯一の商店「上田商店」で、こちらでは大楠を見に行く人達に無料で蚊取り線香を貸出しているようです!

夏場に大楠を見に来た人たちには、非常にありがたいですね!(^^)

また、上田商店では飲み物などを買うことができます。

夏場の暑い時期には水分補給が大事ですが、志々島には自販機がなく、大楠までは坂道を登って行くことになるので、上田商店で飲み物を買い蚊取り線香をレンタルして大楠を観光してみてはいかがでしょうか(^^)

志々島のシンボル「大楠」

上田商店から、山道を歩くこと約15分。

やっと、志々島の守り神こと樹齢約1,200年の大楠へとたどり着きました!

こちらが志々島の大楠の写真なんですが、想像していたイメージより遥かに大きくてまさに島の守り神といった佇まい!

大楠の周りには遊歩道ができていて、遊歩道にあるベンチに座って大楠を鑑賞することもできます(^^)

志々島の大楠は、県指定天然記念物になっており、島の人達が今まで守ってきた大切な木なので、大楠観光の際には大楠の根を踏んだり、枝を傷つけたりしないように気を付けましょう。

また、大楠から更に進むと、小高いところに島の人達が手作りで建てた「楠の倉展望台」という展望台があり、大楠や瀬戸内海に浮かぶ島々を眺望することができ、すごく見晴らしがいいスポットとなっています(^^)

志々島の休憩所「くすくす」

大楠を見た後は、船の時間まで少し余裕があったので、志々島港近くにある休憩所「くすくす」へと向かいました。

「くすくす」は、民家を改装して作られた志々島唯一の休憩所で、大楠を見た後に島内をのんびり歩いている観光客のために、どこか休憩できるところを作ってあげたいなという思いからできた休憩所なんだそうです(^^)

この休憩所は、観光客のほか島の人達が船を待っている間に待合室としても利用するため、「くすくす」の営業時間も船の出航時間にあわせたものとなっています。

また、「くすくす」では、島民の山地さんが志々島にまつわる話を話してくれたりと、もてなしてくれます(^^)

「くすくす」には、

  • コーヒー:200円
  • ラテマキアート:250円
  • チョコチーノ:300円
  • ペットボトル各種:150円

といったドリンクメニューもあり、山地さん曰く「くすくす」は持込もOKとのことで、「くすくす」でお弁当を食べることもできるんだそうです(^^)

ただ、島内ではお弁当は売っていないので、志々島へくる前に事前に購入する必要があります(笑)

志々島の休憩所「くすくす」

  • 営業時間:大体10:30~11:30
  • 営業時間:大体14:30~15:50

宮の下港へ

そろそろ船の時間になり、宮の下港行きの船がやってきたので、船乗り場のほうに向かっていたら、島のおばあちゃんが散歩していたので挨拶をすると

「あんたらも、あの船に乗るんな?」

と、話しかけてくれました(^^)

その場でおばあちゃんと1言2言話していると、乗船待ちしている人たちが船に乗り込みだしたのが見えたので、おばあちゃんに挨拶をして走って船に乗り込み、志々島を後にしました。

船に乗ってふと志々島港を見てみると、先程のおばあちゃんがまだこちらを見ていたので、手を振ってみるとおばあちゃんも手を振り返してくれたのが、印象深かったです(^^)

帰りの船で、今日は色々楽しめたなと、1日を回想していると友人が

「さっきの休憩所に・・・傘忘れてきた」

と、一言・・・

・・・この記事を見ているかどうかわかりませんが、山地さんまた今度傘を取りに伺います(笑)

香川県三豊市詫間町志々島 アクセス情報

上が志々島の地図なんですが、志々島は見ての通り離島なので、志々島へ行くには粟島汽船のフェリーでのアクセスになります。

フェリーと言っても、小豆島に行く時に乗るような大きい船ではなく、こじんまりとした船でしたね(^^)

志々島行きの船は、三豊市にある須田港と宮の下港から出ていますが、須田港から乗った場合粟島を経由することになるので時間も費用もかかります。

宮の下港からであれば、片道340円で約20分ほどで志々島に到着します。

また、須田港・宮の下港ともに、無料駐車場が用意されています(^^)

ただ、志々島に行きの船は1日3便しか出ていないので、志々島行きの最終便に乗ってしまった場合は帰れなくなるのでご注意を(笑)

宮の下港~志々島まで

  • 8:30(宮の下港発)
  • 12:45発(宮の下港発)
  • 16:15発(宮の下港発)

まとめ

  • 香川県三豊市詫間町の沖合にある島
  • 「男はつらいよ」等のロケ地にもなった
  • 志々島は両墓制だった為、島の所々で埋め墓が見られる
  • 島1番の観光スポットは島の守り神「大楠」
  • 志々島で宿泊も可能
  • 島内に自販機や飲食店はない
  • 志々島観光は徒歩が基本となるため動きやすい服装で
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